車のはなし
最近は、車のニュースといえば各メーカーの派遣切りとか中間
決算の話とか暗いニュースばかりです。
私の周りでは、車の所有率が50%を軽く超えているはずですが
20代の車の所有率は確か20%位だったと思います(ちょっと今
調べたら、もっと低いようですね)
そんな中で、これから日本の自動車メーカーがどうするべきか
自分なりの問題提起をしておきます。
今回の話は、主に国内メーカーの話に絞っての話ですが、そも
そも現在の国内メーカーは国内販売比率は10%位と殆どを海
外(それも北米が中心(一部メーカーは半分以上)で売り上げ
ています。
それが、アメリカの急速な景気後退でボロボロになり、他の各
国も、どこも良い国など無くここ数年の好況が急転直下の大不
況になってしまった訳です。
トヨタの部長クラスが皆で自社の車を買う(自発的!に?)なん
てパフォーマンスで何の意味があるのか私には理解が出来ま
せんが、上記の20代の車所有率について、自動車メーカーの
幹部はどう考えているのでしょう?
若い世代の人たちが車を買わない理由はどこにあるのか、本
気でリサーチをしているのでしょうか?
私のような地方に住む人はともかく、都会では車の必要が無
い事(公共交通・カーシェアリング・高速バスの利便性が年々
向上していること)
などにより、ますます車の必要性が薄くなっています。
ましてや、小泉改革の後遺症で地方が疲弊し、就職先はます
ます都会へ集まる事、高齢者も医療を求めて同じ傾向が高ま
る可能性から考えて、現状では国内自動車需要はますます
減る事になると考えています。
このまま手をこまねいていると、このままではまずいという事
に、自動車メーカーは気付くべきです。
自動車に対する憧れがなくなっているという話も確かに分かり
ますが、根本的な問題は、車にかける費用が高すぎ、維持が
面倒という事に若い人たちが考えるようになってしまった(実際
そうですし)ことでしょう。
よく言われる小泉構造改革以来の労働規制緩和が、車のよう
な高額品(維持費もふくめて)を購入する事の妨げになったり
{不安定な労働条件ではろくにローンも組めない}
それだけの費用が捻出できない方も増えています。
また、駐車場代、ガソリン代、保険、車税、車検と年がら年中
費用が嵩み、そんな事なら必要なときは親の車を借りたり、レ
ンタカー・カーシェアリングと今はいろいろあるので無理してま
で車を持つ事に興味が無いのでしょう。
まず、今後そういった人達にどう車を買ってもらうかを考えてい
かないと、国内市場は消滅に近いところまで行ってしまうのか
も知れないですね。
あと、深層心理に将来不安というのが漠然とあって、老後の
資金を必ず残しておかないと、国に安心して老後を任せられ
ないと考えていて、少しでも支出を抑えようとする意識が若
年層は相当強いのではないかと感じます。
魅力のある車、諸費用に対する対策(自賠責保険の拡充で
任意保険の費用負担を減らせるようにするとか、車税の抜本
的な見直し、諸費用の税控除、車検の期間等の見直し)
そして、これが一番大事かも知れない年金・保険問題の見
直しで将来不安の解消というそれぞれの問題解決が、日本
人の車離れを止める処方箋になるでしょう。
燃料電池とか、電気自動車とか、今後環境問題に取り組む
自動車メーカーは多々ありますが、それ以上に経団連など
の活動を通して、政府へ上記の取り組みを進めさせることこ
そ、実は大事であると理解を深めて欲しいです。
日本に、目立ったロビー活動のようなものはありませんが、
今こそ、そういったものが必要な時代なのかもしれません。
派遣切りで悪者にされるだけではつまりませんから、是非
一考願いたいと思います。
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